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私が提供させていただくボディメイクとその考え方③

体重を減らすことだけが綺麗なスタイルではありません。

「とにかく体重を減らしたい」

体重の数字にこだわるお客様が体験に来られたことがあります。

実際に私の選手時代は試合のたびに何度も減量を行い、約3ヶ月で最大13キロ以上を落とした経験があります。

その頃の状態をザックリお伝えしますと

減量前

体重70キロ(体脂肪率12.8%)

減量後

体重57キロ(体脂肪率5.3%)

とにかくガリガリになります。
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※左は当時の写真です。

笑っていますが、ここからまだ3kgほど落としました。




しかし試合が終わって一ヶ月くらいで元の体重に戻ります。

戻さないでいる方がいいとわかっていても、どうしても増えてしまうんです。

戻るだけならまだいいのですが、どうしても元の体重より増えていきます。

キツイ食事制限からの解放で食べますからね。

しかもこの時期はトレーニングをしていても体脂肪率が上昇しやすい状態です。

筋肉も落としてますからね。

そうなると・・・

たるんだカラダになるでしょう。

その状態が「リバウンド」です。

カラダには
「恒常性」(ホメオスタシス)といって、カラダの状態を維持しようとする機能が備わってます。

「痩せてもまた太る」のは、この恒常性が大きく関係しています。

特に期間が短く、体重を一気に落とすダイエットには反動が加わるために、増加のスピードが早く、元の体重より増えるケースが非常に多いです。



リバウンドの本当に厄介なところは痩せにくいカラダに傾いていくことです。

特に食事だけのダイエットは筋肉量が落ちてしまうので、ボディメイクどころか結果的に「太りやすい体質」にもなってしまいます。


うちでは期間を限定したり、ただ痩せるだけのダイエットは提供しませんし、これらを望んでいる方には私のダイエットに対する考え方をお伝えしますが、場合によってはこちらからトレーニング指導をお断りしています。

特に女性は急激な体重の変化による、カラダへの生理的マイナスの影響の方が大きいです。

健康に向かうダイエットは喜んでサポートさせていただきます。


ボディメイクが専門である僕の考え方は

痩せる≠体重減

痩せる=脂肪減


を意識したサポートです。

あなたの体型をみて必要ならダイエットのサポートをさせていただきます。

しかしそもそも体重を減らす必要がなければダイエットの必要はないことをお伝えします。

女性にとって大切な胸、二の腕やお尻の筋肉量が落ちると。

「体重は落ちたけどスタイルがくずれた」となってしまいます。

だから筋力トレーニングなのです!


使える筋肉を増やして体脂肪を落とす。

筋トレに取り組んで見た目が変化し、スタイルも良くなった。

「あれ?体重も減ってる」くらいで考えてもらえればいいかなと思います。
 

「食事のコントロール」ではなく「食欲のコントロール」


食事に対するあれこれをしたところで「食べたい」といった衝動は食欲の領域です。

食事では「制限」になり、実行にはどうしても禁止や抑制、主観的には『我慢』という理性の領域になってしまいます。

もちろん禁止や抑制でも、個人によってある程度までは結果を出せますが、結果後のリバウンドや、目標を達成する前に断念するケースも多くなります。


ダイエットをしていても食べてしまう。
「わかってるけど、理屈じゃないんよなー」
と、経験をされていることも多いと思います。

わかっていてもできない時によく使われる言葉ですが、理屈とは理性の領域です。
目的に対して正しい行動ができない時は、なんとなく不快な気分になるかと思います。


この気分と食欲の関係性を、わかりやすい例えで挙げると。

あなたは食べるのを忘れるほど熱中していた、または楽しんでたって経験はありますか?
もしくは空腹を感じていても、上機嫌な時は「後でもいいか」といった経験はありますか?


上記のことを経験したことがないのであれば、逆の視点ではどうでしょうか?

お腹が空いて不機嫌になったことはありますか?
または不機嫌になると食べたくなりますか?
ストレス発散と言いながらドカ食い、やけ食いなど、これらを経験したことはありますか?


要するに、
食欲は気分が大きく関係しています。

むしろ知識や手段は「〜してはいけない」といった禁止、抑制といった理性の領域であり、ダイエットを進めるにおいて障壁となる方が一般的と私は考えています。


また、そんなダイエットをして体調が悪くなったり、不調が続いたり、元気がなくなったりと、健康面においても無視できません。


どんなに正しい知識や手段であれ、たとえ一時的でも健康に関して問題が生じるのであれば、あなたにとってそのダイエット法は間違いだと言えます。


体調が良くなる、元気になるなど、より健康に向かってこそ適切なダイエットだと思ってます。


 
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うちでダイエットに取り組まれてます全てのお客様は、食事に関する知識や手段のサポートを受けてはいません。


もちろん、秋吉のサポートに納得され実践されたからこそ、結果に繋げられてます。


*このお写真の掲載は、ご承諾をいただいております。


ひとくくりでお伝えしますと、ダイエットは御自身との心理的な関わりが大半です。
つまり、ご自身と関わる行動です。


 
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「このやり方がいいですよ」といった、ご自身の行動心理を無視したダイエットの取り組みが失敗を招くことは、当然の結果です。



人の刺激に対する反応を理解し、内面の領域を更に深めることで、食欲のコントロールに対する感覚や感情の変化を、私自身が経験してきた振り返りも含めて論理的に解釈してきました。




よって、私がダイエットに向けたサポートを提供させていただくのは、知識や方法ではなく、目の前のお客様の理解に努め、何気なく会話の中でお伝えさせていただくように努めています。

 

結果を出してきた人から学ぶ。

ダイエットであなた自身に一番効果的なのは、何よりも「経験し、結果を出してきた人から学ぶ」ことです。

はっきり言って、机上の理論でどうにかなる領域ではありません。

経験して乗り越えてきたからこそ、あなたの気持ちに共感でき、伝えられる言葉があり、背中を押してくれる言葉があります。

私はボクシングを選手として13年間、ざっと30回以上のウエイトコントロールを経験しました。

自身の経験から、体重を減らすことに対する様々な方法の実践と結論を持っています。

しかし、ボクサー時代にやってきた方法は大変ですから、お客様には提供しません。

リバウンドしたカラダは、75kgを超えていました。
「肥満体型」ということです。

逆にいうと、してはいけないダイエットもよくわかっています。


ダイエットの成功とは、何よりも健康と健全さがあって成り立つものです。

現在は、リバウンドしていたカラダから、健康的にダイエットをしたことで、ここ数年間の体重は全く変わりません。

身長170cm
体重 65kg

絶好調です。




サポートさせていただく上で役立っているのは、自身の感覚を使って感じ取った、ウエイトコントロールに対する自分の感情から逃げずに、反発せずに受け入れてきた「内面性」だと思っています。



正直なところ言いたくない事ですが、恥ずかしながら告白しますと、13年間のボクサー生活の中で一度だけ、目的の体重を減らすことが出来なかった経験があります。

ボクシングは、減量を乗り越えて初めてリングに上がることができ、競技できるスポーツです。

つまり、競技せずに負けたということです。
自分の事がどうしても許せないと思ってしまう経験でした。


しかし今では、ダイエットに取り組むお客様へサポートさせていただく一つのツールとして、役立ってくれてます。


その当時の苦い思い出は、貴重な学びとして、自身の心の中に大切にしています。