ここはあなたにとって大切なテーマと思っています。
できるだけ具体的にイメージできますよう尽力します。
筋トレって、重いものを持ってカラダを動かすことです。
主観的に「重い」と感覚で感じる、つまり受け取る「刺激」に対しての「反応」は人それぞれです。
当然、トレーナーはその人に合った重さを設定します。
客観的な言い方をすると「負荷」の設定です。
負荷とは何か?
「ストレス」です。
カラダに意図的なストレス(刺激)をかけて、刺激を受けたカラダは、そのストレスに適応していくために、筋肉を発達させるなどの様々な反応をするのが筋トレのメカニズムです。
自律神経系
内分泌系
免疫系
この3つの作用機序の活用です。
いろいろ複雑なのですがどれもが専門的で書ききれないし、トレーナーなら誰でも知ってるだろう機序はこのくらいにして、この負荷に対する反応を活用することで、スタイルの向上だけでなく、心身の健康につながっているわけですね。
と、言い切れない部分があります。
これは間違いじゃないけど、僕にとっては間違いなんです。
「どういうこと?」ってなっちゃいますよね。
書いてる僕も書きにくいことを書いています。
ただし、この文章から受け取る情報も「刺激」なんです。
視覚から脳に送られる「情報」という刺激です。
それは無意識に処理されて「反応」しています。
あなたはその反応を知ることはできますが、なぜその反応が出たのかは知ることができません。(これも刺激)
「一体この人は何を言ってるのか?」(反応)
これは適当に書いてるのですが、こんな感じで私たちは刺激に対して常に反応するようになってます。
頭だけで考えるとややこしいんですよね。
だから筋トレをするんです。
意図的に負荷(刺激)をかける「筋トレ」は、スタイルの向上も反応の一つとして得られるメリットですが、僕がサポートしていく上でもっと大切にしてることは「刺激に対する反応」を書き換えることが目的であるんです。
そこで多くの人が間違うこと、それは「自己対立」です。
「甘い自分に勝つ」とか「自分に負けるな」とか「限界の壁を越えろ」みたいな、要するに対立思考から出る自分への関わりでやってる人が多いんです。
もっというとそれが「当たり前」で気づかない人も多いと思います。
「達成のためには苦しくてもやらないといけない」
つまり「自己対立」や「自分に厳しく」すらの自覚がない。
こういう方はタイプで言うと「真面目」「頑張り屋」「我が強い」人に多いです。
もちろん、これで結果を出す人もいるでしょう。
伝えにくいのを承知でお伝えすると、この「成功体験」を味わうと後々厄介になるでしょう。
一方で、真逆とも言えるタイプの人もいます。
比較的に20〜30代とかに多い傾向です。
「私は褒められると伸びるタイプで・・」と話してくれる人によく当てはまるかなと僕は感じます。
タイプによってサポートが変わるのかというと、アクセルとブレーキを使い分ける感じでサポートを変えていると思います。
この人はどのタイプ?とか、考えたこともありませんが。
いずれにしても「自分に厳しい人」が多いかな?
それか「自分に厳しくできない人」です。
現在、うちに来られてますお客様も「そんなもんだと思ってました」と御自身で気づかれるパターンばかりです。
このパターン、10年やってて実は100%なんです。
つまり全員が疑いなくこれをやってしまっている、という事実が解りました。
そんな僕も27歳までは「自己対立」の思考でした。
その頃は「誰よりも自分に厳しい」と思い込んでました。
選手時代はトレーニングに妥協は許さないタイプでした。
両足が疲労骨折してるのに走ってたので、医者に「あかんで」と止められて、ようやく「情けない」ってなってました。
自分に厳しいとか、そんな認識もなく「自分の限界の壁を越える」こと「弱い自分に負けない」ことを「常」としていました。
そんな僕の結論。
限界の壁を越えたと思ったら、目の前にさらに大きな限界の壁がありました。
結果「自分には勝てない」です。
僕は「自分に勝った人」は、地球上に誰一人いないと思ってます。
うまく表現できてるかわかりませんが「自分と仲良くなる人」が相応の結果に繋がると考えています。
さらっと言ってますが、そろそろ気づいてあげませんか?
今まで思ったことも考えたこともないことを耳にすると思うので、もしかしたら噛み砕く時間も必要かもしれません。
自分以外の外側に答えを求めずに、自分の中にある力を少し信じて「頼れる自分」を見つけてあげませんか?
筋トレに一生懸命にならないでください。
筋トレをする自分に一生懸命になりましょう。
「限界の壁」なんてものがないことをわかって欲しいなと思ってます。
僕はそこにサポートさせていただくことを「常」としています。
そんなサポートに当然ながら正解なんてない。
あなたにとって「正解」ならそれでいいんです。